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久里洋二的アニメーションのつくり方6&7

更新ご無沙汰しておりまして申し訳ございません。

さぁ講座も後半戦のなかば過ぎ、第6回目のテーマは「グラデーションの描き方」

久里さんのアニメーションや絵画作品は美しい色彩、シンプルな配色などがとても
特徴的。すごく気持ちいいのです。

と今回は絵の具を使ってグラデーションを描く練習。何年ぶりかに絵の具に触ったという方も
ジャケットを汚して図画タイム。

↓下は昼の部3年生の久里さん授業課題の背景画。
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地面となるラインをマスキング。
まずは好きな2色を選んで早速開始。
久里洋二的アニメーションのつくり方6&7_b0153230_2150717.jpg

実際やってみないとわからないことが多いものです。
久里洋二的アニメーションのつくり方6&7_b0153230_21512836.jpg

乾いたら重ね塗り、繰り返し。そうすると奇麗に仕上がっていきます。

合間には、100年前のアニメーション、エミール・コールの「ファンタスマゴリア」を鑑賞。
線画や切り絵、実写が混ざった作品。色がついていたのはフィルムにペイントしたものか。
とにかく、ある技術(アニメーション)を徹底的に実験してやろうという作品集。
こういう時は発想が自由ですよね。
「自分の発想で、自分の作品をつくって伸びていってもらいたい。アイデアは一番大切。」

第7回は、いよいよ課題の発表。途中でもお披露目、講評を受けて作業開始。
部屋の中でなにかが起きる。自分のキャラクターを演技させるという課題。
完成したら、ちいさな学校チャンネルにアップできればと思います。

参考上映「部屋」、「隣の野郎」
「夜のシーンを描くのに、周りの背景を暗くしなくても
 キャラを黒くすれば、夜になる。それがアニメの面白さ。ちょっとしたアイデア。」
発想の転換。

ホントに夜になるんですよこれが。

「アニメーションは面倒臭いのを、手を抜くと結果的に損する。
 手を抜くとすぐにわかるからね。」

久里洋二的アニメーションのつくり方6&7_b0153230_2214123.jpg


おっしゃられますとおりです。ついつい面倒に思ってもめげません。

8月は学校は夏休み、次回の講座は9月です!みなさん良い夏を!
by 2008_smallschool | 2009-08-01 22:25 | 久里洋二講座
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