照明

本日特別講義 佐野武治先生による「照明」の講義と実技がありました。
立体コースではいよいよ撮影が始まるので、撮影に欠かせない照明について、指導していただきました。

佐野武治先生は「影武者」以降「まあだだよ」まで、黒澤明作品の照明を担当。独自の光哲学でフィルターを開発(通称サノフィルター)。昨年度はそのサノフィルターの一部を学校に寄付していただきました。
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講義は学校の地下劇場。
光は足し算ではなく、引き算。強いところをひく。
「だって太陽は一つじゃない?」「照明をただあてればいいってもんじゃないよ」
「光は黒が大事。黒があるからこそ光が分かる」などなど、ひとつひとつのことばが、染み渡ります。
学校に寄付していただいたサノフィルター。
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後半はこれを実際に使って照明の実技指導。佐野先生自ら実演して熱く指導しています。
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昼の情景、夜の情景。巧みにサノフィルターを使い分け、引き算し、照明を当てていく。
セットがいきいきとして物語の空気ができてきました。
立体コースの生徒はもりろん、平面コースの生徒も真剣に指導を受けていました。

作品の完成が楽しみです。

そういえば、真賀里先生が講義でおっしゃっていましたが、
「形が上手く出来ているピアノは見た目だけで、調律していなければ、音も出せず、楽器というピアノではない。しかし、中もちゃんと調律してあって、さらにプロが弾けばすばらしい音楽が奏でられる。」

・・・感慨深いコメントです。
セットがなんとなくできているのではなく、空気間、情景間という目に見えない存在をいかに演出することができるか、そしてごまかしのないアニメーションどうつくっていくか。

作品をつくることに真剣勝負でいてほしいものです。
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by 2008_smallschool | 2008-11-12 22:58 | 昼間部人形アニメーション
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